2009年06月30日

短歌20090630甲夜

部分的笑顔の銀行員たちが私をみつけて作動しだした
タグ:短歌
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2009年06月29日

短歌20090629朝

キヤンペーン中になるたけ食べやうと今日もアイスは三段にする
タグ:短歌
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2009年06月28日

中井守恵氏、第八回高瀬一誌賞受賞

 短歌人会の会員1欄、2欄所属者対象の賞、第八回高瀬一誌賞を中井守恵氏が「眠る山鳩」で受賞した。
 おめでとうございます。
「眠る山鳩」の「山鳩」は祖父の喩であるようにおもう。これは祖父への挽歌といえよう。中井氏らしい、やわらかで丁寧で落ち着いていて優しい歌で、いままでよりもさらに研きがかかっているように思われる。
 短歌人2009年7月号掲載の本連作全十五首より七首を引用する。


眠る山鳩(抄) 中井守恵

・長靴が残されており昨日までキャッチボールをしていた祖父の
 祖父に「何事かあった」ということが一読してわかる。その祖父とはキャッチボールをする仲だった。長靴の選択が妙手だと思う。


・彫りふかき祖父の顔だち誰ひとり嗣がずに野球ずきなるを嗣ぐ
 祖父の容貌と自身や家族の容貌がわかる。そして似ていない容貌と対比して野球好きであることがわかる。野球好きであることは、容貌が似ることよりもよほど愛おしいものなのだ。「野球ずき」の「ずき」とひらがなにしたことが良い。もし「好き」だったら軽く流れてしまっただろう。「嗣ぐ」の字の選択も適切。


・毒舌の祖母のとなりでくっくっと短く笑う祖父の声せり
「毒舌」とはずいぶんな物言いのように思われるが、わたしは考えて選択されたものと解釈した。毒舌の祖母のとなりで祖父が笑っているのだ。おそらく祖父は、「毒舌」な祖母を愛おしんでいるのだろう。「毒舌」はその祖父の視線と祖父への作者の視線が注がれるきっかけでもあり、祖母の「毒舌」は実は毒舌ではない、ということを示すためのものでもあると思う。毒舌ではない愛すべき毒舌ゆえに「毒舌」を選択したのだと思う。むしろ、毒舌を言わせたら祖父の方が上なのかもしれない。


・山鳩の鳴く声がする 死後のことおもわず生きん生きている間は
 連作の中ほどに位置してバランスをとり、全体を統率する要の歌だと思う。ここではじめて「山鳩」が出現する。「死後のことおもわず生きん生きている間は」と当然のことを確かめるかのようにいっている。これは、あらためて確認すべき事実なのだ。常在しながらも普段は認知していない事実。そして山鳩の鳴く声がするのだ。くっくっく、と。


・鎮魂の歌を聴きおりモーツァルトは祖父の知らないひとと思えど
 わたしの記憶では、中井氏はビオラを奏でる人だったと思う。中井氏にとってモーツァルトはとても身近であるのだろう。しかし祖父にとってモーツァルトは遠い存在なのだ。そして中井氏にとって祖父は身近というよりも深い交わりの愛しむべき存在なのだと思う。その祖父から遠いモーツァルトのレクイエムを聴いているのだ、祖父の死に際して。


・あまたのこと忘れしのちもわれの名を呼ぶとき祖父は寛大なりき
 おそらく晩年の祖父は認知症であったのだろう。もしかすると認知症によって短気になったのかもしれない。しかし、かわいい孫娘である中井氏の名を呼ぶときは「寛大」なのである。祖父母が孫を、親が子を、子が両親や祖父母を、飼い主がペットを詠む場合は、「かわいいかわいい」などのようにベタになりやすいと思うが、この歌はそうなることを回避して、温かい視線が感じられる。「われの名を呼ぶ」や「寛大なりき」などが効いているのだと思う。また、ひらがなの配分率も適切に思う。


・山鳩の眠れるすがたを思いおりグローブひとつしまいしのちに
 連作最後の歌。作者の中で、祖父のいない事実の認識と、ひとつの区切り付け、そして新たに馳せる気持ちを歌にこめているように思う。祖父である「山鳩」、祖父の好きだった野球の、そして自分との思い出でもあった「グローブ」という材料は揃っている。そして、しまうのだ。


 全体の配分をよく考えて、言葉の選択も適切に、一首ごと、そして連作全体を構成していると思う。それらを丁寧に処理していくことによって、あたたかく落ち着いたトーンに満たされている。


短歌人公式WEBサイト
http://www.tankajin.com/
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2009年06月27日

短歌20090627丙夜

暑き日のモンスナツクにさらさらのシーフードカレー急ぎかきこむ
タグ:短歌
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2009年06月26日

短歌20090626夕

まつくらだつたネヴアーランドに沈まない太陽が今日はじめて昇る
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短歌20090626朝

一個人は巡礼者なり黄土なるバーセロウナに「考へる牛」
タグ:短歌
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2009年06月25日

短歌20090625甲夜

病身の父はこの先死ぬるまで富士山頂に登ることなし
タグ:短歌
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2009年06月24日

短歌20090624昼

傍らに孤にて直なる月見草あらぬ月影追ひて咲きたり
タグ:短歌
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2009年06月23日

短歌20090623甲夜

うろくづと云へり鰻も皮の下微なる鱗のあるを思へば
タグ:短歌
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2009年06月22日

短歌20090622朝

麦秋と言ふ麦の秋雑草の麦類草の中に立ちたり
タグ:短歌
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2009年06月21日

短歌20090621乙夜

オーストラリアより遥か来し牛の肉吾は食みたりリラツクスして
タグ:短歌
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ありがたう短歌サミツト二〇〇九

 わが足立区は短歌サミット会場である川口市から近いのであるが非常にアクセスが悪いのでバス、電車等を利用すると時間もかかり体力も消耗するので私は、車で川口駅前まで行ったのであった。駐車料金も1200円打ち止めなので、バス、電車を利用したときとほとんど変わらないのである。
 実は短歌サミット参加にあたって冊子を作ろうと画策していたのだけれど、その予定がずれこみ、ずれこみ、ずれこんでとうとう前日の夜中というか、当日ペーパーを作りました。コピー用紙の両面印刷で短歌を14首。その名も「薄紙」。薄っ!! そして朝方まで作業してお風呂に入って寝たのですが、早起きして朝マクドしようとしていたら時間がなくてマクドにダァーーーーーーーーーーッシュ! して時間ぎりぎりに朝マクドできて朝マクドしながら薄紙を折っていたのでした。
 マクドでゆっくり短歌の本なぞを読もうと思っていたのですが、寝坊のせいで時間がないので今度は早めに会場へ。着いたのはいいのですが早すぎたorz
 そして注目! いきなり発見してしまった短歌サミット実行委員会理事長の 辻井竜一さん かわいいぞっ!!! 予想以上だ。
 いや、これが言いたかっただけです、前の段落は。今回の特筆事項のひとつなのです。
 会場と同時にさかいたつろうさんに突進、わたしが先日不躾な質問をしてしまって、それに丁寧に応えてくださったという経緯があってご挨拶。
 その他みなさん親切だったのですが、わたしはなかなか声をかけることができずにいて、時間はただただ過ぎてゆきました。
 過ぎる時間はなにするでもなくというわけでもなく、圧倒的なうたのかべの短歌を読んでいました。ほとんどうたのかべを読んでいました。これだけ一度に読んだのははじめてかもしれない。これだけの短歌が集まると、それぞれの題の特性というか傾向のようなものが見えてくる気がします。チョコレートはやはり、甘いとか苦いとか大人とか子供とか、「ち、よ、こ、れ、い、と」などと石段ジャンケンの遊びが歌われていることが多かったです。チョコレートくらい膾炙したものだと、かえって難しいですね。鋳物は逆に、あまり題にされたことがないせいか別の意味で難しい。渋い歌が多かった。童話はいくつかの傾向があるとはいえ幅広い展開をみせていました。家族の話だったり、登場人物の話だったり、自分たちに重ね合わせてみたり。おもしろかったのは無敵。ひとそれぞれに無敵からいろいろなものを引っ張ってきていた。
 ふだん会わない歌人さんをみかけたり(ふれあえば良かったのですけれど、声をかけることができずにorz)、歌にふれたりできました。わたしが声をかけたのは、中森つんさんと空山くも太郎さん、スタッフのやながわ亜弥さんが優しく何度も声をかけてくださいました。また、旧知の生沼さんもいらっしゃって少し落ち着きましたw いつもお世話になっております、ありがとうございます。
 短歌サミット終了時刻一分前に辻井さんが、哀愁を帯びながらぽつりぽつりと勢いのある閉会宣言。みんな爆笑。
 そんなこんなで短歌サミットも終わり後ろ髪引かれるような感じで撤収準備。ああああああああああ、そういえば結局薄紙をほとんど配れなかった。
 そしてぽつりぽつりと、帰っては戻り帰っては戻りしながら短歌サミット会場の出口を出たところで辻井さんとすれちがったので少しご挨拶。ここぞとばかりに薄紙を渡す。いきなりすみませんでした<(_ _)>
 みなさま、ほんとーーーにありがとうございました。こうやってネット上でしか知らない方々と実際に会えて、とても楽しかったです。スタッフの方ありがとうございました。次はもっと挨拶のできる子になろうそうしよう、おー!
 ずっと後ろ髪をひかれつづけて川口駅前の文教堂に3時間いたあとファミレスに2時間居座って食べ続けて夜中に帰宅したのは、親には内緒にしておいてください。
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短歌20090621昼

太き子と細き子居しが太き子の去りしのちには細き子太し
タグ:短歌
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俳句20090621早朝

梅雨の雨目覚めしのちに湯浴みする
タグ:俳句
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2009年06月20日

短歌20090620戊夜

父親の具合を心配しし吾は つまりは己の心配をしし
タグ:短歌
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2009年06月19日

短歌20090619夕

車椅子患者の多き病院に車椅子一台追加されたり
タグ:短歌
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2009年06月18日

鉄塔20090618

NEC_0143.JPG雄雄しい
タグ:鉄塔 電線
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短歌20090618昼

イメージを刷新せむと百面相したるベテラン議員のポスター
タグ:短歌
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2009年06月17日

短歌20090617甲夜

しつとりとまとはりついた夜気を吸ひ身体は水の匂ひを放つ
タグ:短歌
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短歌20090617昼

とどこほるやうな空気のひるさがり警笛が鳴り吾は目覚めり
タグ:短歌
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