2008年10月13日

苦味がとどくまで

遠い異国の海の上 浮かんでいる
山ではひとびとが あおくさい恵みをつみ
あげる 異国に
まちうけていたものは恵みをうけとって
半自律的に動く無機物にまかせる
挽く
足りないので二回 煎る
その後 十八時間という長いときを経てようやく
水を通過させられて 中身を
搾り取られる
恵みのエッセンスは
密閉された頑丈なものに大切に保管され
ひしめきあうように揺れるものによって
薄い 暗い 箱の中
小さなまるいもの突っ込まれて
恵みはもらわれてゆきました
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posted by はづき生 at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 文らしきもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月12日

木馬館詩板投稿20080910

錆びた鉄屑のようだね、と形容した君を
ボクは、いい形容だねと
もっともらしく傍の鉄塊を蹴り飛ばす
なにもそんな尤もらしい使い古された
フレームを使わなくたって
今はもっと
合理的で効率的で即効的な
いい建材があるのだ
工期とコストが第一だからね と言ったら
質や心が重要だよと
すぐに劣化するよと
ボクがペシミスティックなのやメランコリックなのやアイロニー然としているものを疑っているのを知っているはずなのに
あたりまえのように反対してくれた
古傷は痛むかい? と抉るように
気遣ってくれるよりはむしろ
黙って頭から
オキシドールをかけてくれた方が有難い
と最近は思う
なかなか目的地につけないのでとりあえず
塊を蹴飛ばしてみる
蔑されたくない世界は蔑したがっているから
それもいいのかもしれない


2008年09月10日 木馬館詩板投稿(106期)
木馬館
http://www.jomon.ne.jp/~ayumi/nakaindex.html
タグ:詩,木馬館
posted by はづき生 at 13:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 文らしきもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

詩20080903昼

君はじつにバカだなあ
ドラえもんは丸い手をこちらにむけて
言い放つ
ポケットがあてにならないことは知っている
物語は続きつづけるのだ
閉じられた世界を供するために
ここから出たい
ドラえもんの赤い尻尾をひっぱって
いまの因果を止めよう
posted by はづき生 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 文らしきもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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